
12月14日(乙巳の年10月25日)、杭州霊隠寺にて冬の禅七が開始した。



14日午後、禅七に参加する常住法師たちは、班首と維那師父の引率のもと、祖師殿と方丈に赴き「生死の休暇」を告げた。光泉大和尚は大衆に慈悲の法語を垂れ、冬の禅七は寺院にとって一年で最も殊勝な精進修行の機会であると述べ、七日間の光陰を大切にし、一切の縁を放下して一心に参究し、道業をさらに進めるよう励まされた。

午後6時、光泉大和尚は般若堂(禅堂)にて禅七開始の法語を宣言し、「起」の号令とともに冬の禅七が正式に開始された。

禅七は、仏教の開祖である釈迦牟尼仏が雪山で六年の苦行の後、菩提樹の下で 七日間精進を重ね、最終的に悟りを開いた伝説に由来する。禅七は七日間を一周期とし、昼夜を問わず修行に励み、期日を定めて悟りの証を得て、明心見性を目指すものである。
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